石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋
 元来、石仏に興味がありました。ある日、久しぶりに国東半島を訪れようと思い、インターネットで調べていると、近くに「石橋のまち・院内」という文字が目に入りました。予定変更して院内町を訪れました。以来、石橋に惹かれ各地を巡っています。
 特に道順につきましては詳細に記載しております。
 2005年10月で石橋巡りも丸2年が経過し、訪問数も1,600基を超えました。最初訪れた分寺橋の案内板には九州の石造アーチ橋の数は1,581と記載されており、それを目標に回ってきましたが、その数を既に上回りました。
 今後は宮崎県内に眠っている石橋の発掘に力を入れようと考えています。(2007年1月1日) 
 

                
 石造アーチ橋についての疑問

 
石造アーチ橋は日本にいつ頃どこからどのようにして伝わったのか?また、どのようにして伝播していったのか?はたまた頭のいい人が何かにひらめいて造り始めたのか?疑問は深まるばかりです。
 もし石造アーチ橋がどこからか伝わって来たと仮定すれば、そのルーツを辿って行けば、必ず一つのところに行き着くはずです。ある文明で石造アーチ橋が出現し、それが他の文明に伝播したと考えるのは少々不都合が生じるのではないでしょうか?つまり世界各地で色々な文明が発生していますが、各々の文明で石造アーチ橋が出現したと考えることは可能なことだと思われます。
 さて、自分が実際にどのようにして石造アーチ橋を作ろうかと考えたとき、大規模のものでなければ円周率は必要ではありません。円周率とはあくまでも計算上必要なものであって、小規模〜中規模であれば一本のロープさえあれば簡単に作ることが出来ます。
 それは実寸大の図を描くことから始めます。まず川幅の半分の長さのロープを半径として半円を描きます。次に輪石の厚みだけロープを長くしてさらに半円を描きます。そうすると二重の円ができます、つまりこれが石橋の命、輪石のアーチです。さらに頂点を要石として、左右に均等に割り付けるに際にもロープさえあれば分度器も定規も必要ではありません。これである程度正確に輪石の上幅と下幅が決まりますので、それに基づき輪石の断面を台形に仕上げていけばいいことです。
 要はこのようなアーチの構造を、ふとしたきっかけで発想することは大いにあり得るということです。和算にも当然円の概念はあったでしょうし、円周率を知らなくても円を描くことが出来るのは事実です。
 宮崎県美郷町北郷区の文吉橋を造る際、当時18歳の石工瀬口佐助さんは庭で原寸大の石橋を組み立てられたそうです。大正元年のことなので、もちろん円周率を使った図面はあったことでしょう。そして佐助さんは師匠のもとで石工の修業をされたことでしょう。しかし、原寸大で組み立てた・・・ということは大きなヒントになります。
 また、アーチの変遷について考えるとき、見た目上は桁橋からリブアーチへ、さらに石造アーチへと進化を遂げています。しかし、リブアーチ以前に長崎眼鏡橋や、佐賀の大覚寺参道橋は今日一般的に見られるような石造アーチ橋として既に存在しています。
 すなわち桁橋、リブアーチ、石造アーチ橋は太い幹から枝分かれしたものではなく
、それぞれが太い幹として脈々と続いてきたものではないでしょうか。(2007年11月15日)
「日本の石橋を守る会」会員


現在収録数 3,682
石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋巡り
これまでの足跡 その1 (03.10.04〜03.12.28)
その2 (04.01.03〜04.03.13)
その3 (04.03.14〜05.12.31)
その4 (06.01.02〜06.12.24)
その5 (07.01.02〜07.12.31)
    その6 (08.01.02〜  )    

掲載一覧 合計 石造
アーチ橋
復元
石造
アーチ橋
桁橋 復元桁橋 煉瓦
アーチ

掲載後
撤去
流失
九州
■宮崎県の石橋 255 167 3 65 18 2
■大分県の石橋 779 491 6 271 1 5 5
■鹿児島県の石橋 586 438 7 102 32 7
■熊本県の石橋 539 310 24 176 22 7
■長崎県の石橋 263 151 14 73 1 22 2
■福岡県の石橋 552 71 392 1 87 1
■佐賀県の石橋 511 50 419 2 40 0
沖縄
■沖縄県の石橋 28 24 2 2 0 0
関東
■東京都の石橋 6 6 0 0 0
関西
■京都府の石橋 8 6 0 2 0
■大阪府の石橋 2 1 1 0 0
中国
■岡山県の石橋 5 2 3 0 0
■山口県の石橋 144 5 132 2 5 0
■島根県の石橋 4 0 4 0 0
合計 3,682 1,722 56 1,640 7 233 24

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